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PayPay100億円キャンペーン終了と考察と今後

こんにちは、ひよこ(@yutotte_nambo)です。

12月4日から始まったPayPayのキャンペーンが世間を賑わせていますが、昨日22時過ぎに運営よりキャンペーン終了のアナウンスがなされました。

PayPayとは

概要

ソフトバンク株式会社ヤフー株式会社それぞれが50%ずつ出資した連結子会社であるPayPay株式会社のサービスです。

12月3日現在のメイン機能としてQRコード決済が挙げられます。
ユーザーがQRを読み取りするユーザースキャン方式と、QRコードを出力して店舗側が読み取るストアスキャン方式の両方に対応しています。

決済に関しては、

  • PayPay残高
  • Yahoo!マネー
  • クレジットカード

の3パターンあることが強みと言えます。
また決済毎に0.5%のポイント付与があります。つまり決済額200円毎に1円分のポイントが付きます。
原則、決済の翌月10日に付与されます。

またPayPay残高をチャージする方法として

が挙げられます。ほかには今回紹介するキャンペーン等で残高が増えることもあります。
カード経由のチャージですが、現状はYahoo! JAPANカード経由のみですが、今後は他のカードから出来る可能性もありそうです。

そのほかには送金機能も搭載されています。
厳密に言うと、電子マネーであるPayPayライトを融通し合うという形に落ち着いています。(2018.12.3現在)
しかしながら、アプリ画面にも口座出金のアイコンが表示されていることから、現金出金に対応する見込みがあります。

PayPay100億バラマキ出金

前払式支払手段発行業としての側面が現在は出ていて、準備が整い次第、資金移動業者としての顔を出すと考えています。
※既に資金移動業者としての登録は済んでいるでしょう。プライバシーポリシーから見て取れます。
https://www.paypay-corp.co.jp/docs/terms/privacy/

加盟店は続々展開中です。
ファミマや家電量販店で利用できることはPayPayユーザーとしては喜ばしいでしょう。

PayPay加盟店一覧

公式サイトより抜粋

一部画像が古い場合があるので、上記リンクを確認すると、現在の加盟店を確実に把握することが出来ます。

100億円あげちゃうキャンペーンとは?

12月4日から来年2019年3月末まで実施されるキャンペーンです。
還元額が100億円に達し次第終了となります。
ただし、還元金額追加の可能性も示唆しています。

PayPay加盟店でPayPay決済をすることで決済高に対して20%相当のPayPayボーナスが付与されます。
上限は5万円/月です。
オンラインでのPayPay支払い、実店舗であってもAlipayアプリ支払いは対象外となります。

さらに全額バックのキャンペーンも同時開催されます。
こちらの上限は1回の決済毎での抽選です。上限は1決済あたり10万円です。

  • PayPay支払いで40回に1回の確率つまり2.5%で全額返金されます。
  • Yahoo!プレミアム会員なら5%の確率です。
  • さらに「ソフトバンク スマートログイン設定」もしくは「Y!mobileサービスの初期設定済みのYahoo!JAPAN ID設定」で10%で全額バックです。
PayPay100億バラマキ全額バック

抽選確率は上乗せではなく、最も確率が高いものだけが適用されるのでMAX10%ということになります。
また当選した決済に対しては20%バックはありません。
万人にチャンスを与えていますが、通信キャリアをソフトバンクあるいはサブブランドのY!mobileユーザーという水平的な繋がりも引きずり込みます。

キャンペーン終了

概要

12月13日中に還元額が100億円に達したということで、13日23時59分までの決済に対しては付与するも、14日以降についてはキャンペーンによる付与はありません

本日14日以降は白紙ということです。
とはいえ、PayPay株式会社のプレスリリースでは、今後のキャンペーンを示唆する一文があります

https://image.paypay.ne.jp/pdf/pr20181213.pdf

もちろん、今回のような大盤振る舞いが再試行される可能性はわかりません。

発表会見でもツッコミを受けていましたが、キャンペーン早期終了ということで、3月末以降どころか年末までに失速する可能性も捨てきれません。

10日間の決済高について

20%バックやYahoo!プレミアム、ソフトバンクとY!mobileの全額バックなどを、重み付きで逆算すると、350億〜400億円程度の決済で100億円バックに達します。
350億〜400億円を10日で使い切ると、1日あたりの売上は35〜40億円です。

ファミリーマートの寄与

ファミマの決算からある程度の消費高は予測できそうですが、コンビニの売上は代行などの手数料も含まれているので難しいです。

参考値として、8082 ユニー・ファミリーマートホールディングスの前期のコンビニ事業の年間売上が5,600億円程度なので、10日分の売上は150億円ほどです。
都心も地方も、ファミマもユニーも含まれているので、PayPay決済高の推測は難しいですが、数億〜数十億円程度ではないでしょうか。
だとしたら、350〜400億円に対して2〜10%程度を占めていたと考えられます

家電量販店の寄与

家電量販店はというと、PayPay決済を使える家電量販店はヤマダ電機やビックカメラ、エディオン等が挙げられます。
シェア1位のヤマダ電機は30%を占めており、前期は年間1.57兆円の売上です。
2位のビックカメラは15%シェアで8,440億円、3位のエディオンは13%シェアで6,860億円となります。

家電量販店の市場全体で5.3兆円程度、PayPay加盟店あわせて約73%のシェアなので、PayPayが使える家電量販店の年間売上は3.8兆円と推測できます。
シーズンに依ってムラがあるものの10日間では、3.8兆円×10/365日=1,040億円ほどです。
PayPayの認知率・利用率に左右されるものの、10日間で枯渇する可能性の予見は出来たかも知れませんね。

その他の寄与

他には、飲食店やタクシー、アパレルの売上による寄与もあります。

PayPayのこれから

正直なところ、キャンペーンあってこそPayPay決済に触れることが出来ました。
今回PayPayを試したユーザーは今後の使用に対してもハードルが下がっていると思います。

しかしながら、PayPay決済に至らなかったユーザーについては、相変わらずPayPay決済などの疑問を持ったまま終了したと言えそうです。

キャンペーン抜きにしても0.5%還元が在るので、ひよこは今後も使う予定ですが、今後のアクティブユーザーは横ばいの予想です。

 

万物に共通して言えることですが、知識として知っていること、実際に実行することの間には大きな差があります
PayPayキャンペーンの狙いは、もちろん認知されるためでもありましたが、その一歩先の体験まで繋げたかったのでしょう。

そういう意味では、次回のキャンペーンでは上限額の引き下げが考えられます。

おわりに

いかがでしたか。

まさか10日間で終了するとは思いませんでした。
ネットでも噂は流れていなものの、エビデンスが無いと当ブログで公開するべきではないと考えているので、100億円枯渇に関する記事は投稿していませんでした。

ひよこはキャンペーン開始2日目にビックカメラでPayPay決済をしました。
同様に早期にサービスを利用した方も多いと思います。
ファミリー層含めて土日で利用した方も居ます。
色々情報を集めて、今週末15,16日の利用を楽しみにしていた方にはモヤモヤした気持ちが残りそうです。

PayPay関係は

  • 加盟店視線でのPayPay普及の可能性
  • 他のサービスとの違い

などの記事を書く予定です。

一方で転売に関する考察記事は、お蔵入りかひっそり更新しようと考えています…。

Kyashで投げ銭を頂けたら嬉しいです。

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kyash://qr/u/1462576558236510484

 以上、ひよこ(@yutotte_nambo)でした。

 

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開発元:PayPay Corporation
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