こんにちは、ひよこ(@yutotte_nambo)です。
片付けられない、スッキリした部屋で快適に暮らしたい。
永遠のテーマの人も少なくないかと思います。
ひよこもそんな時代が在りました。
いまでは実家暮らしながらも、家全体を最適化してゆとりある生活を送っています。
今回はシンプルに片付けができるようになる本を紹介します。
経済評論家である勝間和代氏の著書です。慶應大学在学中から監査法人に勤め、アーサー・アンダーセン、マッキンゼー、JPモルガンを経て独立した経歴を持ちます。
モノにまみれていた勝間和代氏が、8割の物を捨て汚部屋脱出に成功。ため込み癖を脱するコツは? その効果は? ロジカルに説明。
こんな人におすすめ
- 片付けられない
- 余裕あるライフスタイルを確立したい
- ミニマリスト志向
本書では長らく汚部屋に住んでいたという勝間氏の実話も含んでいます。
片付けられないことにも理由があり、一度でも閾値を超えてしまうと中々きれいな状態にはならないようです。
その中でも整理整頓が出来るベイビーステップとしての手段が描かれています。
洗練された生活空間の大きなメリットは正のスパイラルを生むことです。
管理の行き届いた部屋では仕事・家事・睡眠などの効率アップに繋がり、余裕ある暮らしが確立されます。
その余裕から整頓する時間が生まれ、良い空間をキープできます。
逆に散らかり放題の家では、捜し物に時間がかかり作業効率の低下が余裕を奪うことでゆとりある生活から遠のきます。
これらの考え方はミニマリズムに通ずるところがありますよね。
メリハリのある生活がキモでしょう。
全体をザックリ解説
全8章構成です。
第一章 私が「断捨離」に目覚めた理由
第二章 捨てて得られる現世ご利益
第三章 まずはマインドを変える!
第四章 成功のための基本ルール
第五章 何を残して、何を捨てるか? 初級篇
第六章 何を残して、何を捨てるか? 中級~上級篇
第七章 リバウンドしない生活習慣
第八章 汚部屋脱出で、行き詰まった人生も回りだす
何も言わずとも各章のタイトルを見ることで何が書かれているか分かります。
まずマインドとして
- モノは使ってこそ価値がある
- コスト意識を持つ
が挙げられます。
買ったときに高かったから…。という判断はやめましょう。
株式等の投資にも通じますが、現在価値でモノを測らないと不要のものまで持ち続け、目の前のチャンスを逃すことがあります。
土地も無限ではないので物を置いているだけでは、家賃や固定資産税を払っているスペースを有効活用できていません。
片付けるときには
- いま使ってないものは捨てる
- 労力に対して片付いて実感が湧く場所から
という点がポイントです。
先程の価値判断さえしっかりしていれば、いま使っていないものは処分することが出来ます。
迷ったら一時保管ボックスなど用意して、長くても1年間放置します。
1年間まったく使わないようであれば捨ててしまって構いません。
もちろん家族に価値観を押し付けることはしないようにしましょう。
真っ先に手を付ける場所としては、物が少なくて取捨選択しやすい空間からがオススメです。
片付いたら、整頓された状態を維持するために
- 住所を決める
- コマメに家事はする
- 家へのIN < 家からのOUT
- 必要なものを必要な分だけ持つ
何回も耳にしているかも知れませんが、住所の決定はマストです。
頻度の高いもの、利用場所に近い場所に置きましょう。
ハードルが低いうちにPDCAを回すほうが高効率です。
試行錯誤し、さらなる改善を図れるチャンスが増えます。
資産運用においてはIN > OUTでストックを貯めますが、整理整頓では逆です。
溜まると身動きが取れなくなるので、なるべく減らします。
管理する量が増えると目が行き届かなくなりますし、管理コストが高く付きます。
安いからと買い溜めするようにしないことです。
探しものをするにも時間がかかり、余計なものが溢れかえっています。
本書では特に書かれていませんが、毎日1日5分の探しものをしていたら1年で30時間以上ものロスになります。
やりたくもないことに時間を30時間も費やすなんてもったいないです。
好きなことに時間を使ってください。
読み終えてみて
気になった点をいくつか挙げたいと思います。
「目標」を達成するには、努力や意志の力ではなく、「仕組み」を作ることが大事 だと言ってきました。
「仕組み」のいう言葉は勝間氏の著書で頻繁に目にします。
強いモチベーションなき意志の末路は挫折です。
環境をつくることで瞬発的・自動的に物事を成し遂げることが出来ます。
断捨離をしたことで、おおむね1~2割、人生の幸せ度がアップしました が、収入を上げることで1~2割幸せになるのはとても大変です。そう考えると、自分や家族の幸せのために、お金を1万円多く稼ぐのと、片付けや家事を1日 30 分多くして快適な家を保つのと、どちらがいいのかという話です。それは間違いなく、快適な家です!
端的に言って、断捨離は費用対効果が優れています。
勝間氏の主観的が混じっていて、天秤が釣り合っているかどうかは別としてもです。
ハードルとしても給料アップと比べたら低いでしょう。
結果的に、すっきりした家でストレスなく過ごし、ゆっくりと寝て、健康的なものを食べていれば、仕事も人生もうまく回り始めるのです。ものごとには、悪循環か好循環かしかありません。ともかく、 まずは、ものを捨てるところから始めましょう。それだけで、人生の好循環が始まります。
締め括りですが、断捨離はあくまで手段です。
最終的にはどの本でも睡眠や食事、運動が挙がります。
ネットサーフィンで夜更かしをして翌日のパフォーマンスが下がっている人も、バイオリズムの重要さを再認識し、優先順位を見つめ直す必要がありそうです。
片付いた後はさらなる効率化を図った書籍として、「勝間式 超ロジカル家事」
以前に当ブログでも紹介したので参考にして頂けると嬉しいです。
おわりに
今回覚えておいてほしいポイントは3つです。
- 自分にとってのモノの現在価値を見極める
- 住所を決める
- コマメに家事をする
いかがでしょうか。
特に価値観の軸をはっきりさせることは今後の人生へも影響を及ぼします。
まず小さな一歩から取り掛かってみましょう。
充実した日々が待っていると思います。
以上、ひよこ(@yutotte_nambo)でした。
本書で登場した書籍一覧