書評

ストレスフルで困ったら…「働かないふたり」を読んでみる

こんにちは、ひよこ(@yutotte_nambo)です。

誰にだってストレスはあります。
そして、ストレスには良い側面と悪い側面があります。
良し悪しは時と場合、さらに適量かそうでないかに依ります。

過剰なストレスを感じているときこそ上手くストレスを逃してやる必要があります。
ひよこもストレスの逃し方に悩んでいる時期がありました。

そんな方にはこちらの漫画をご紹介します。
漫画家の吉田覚(さとる)氏の作品「働かないふたり」です。

作者の吉田覚氏は個人ブログに掲載していた月間120万PVのショートショート漫画のひとつ「働かないふたり」に声がかかり、「くらげバンチ」での連載が決まります。

秀才な兄と、対人恐怖症な妹。
働く気ゼロのアホ兄妹によるぐーたら日常漫画

ニート兄妹を中心とした日常系の漫画です。
対人恐怖症の妹・春子と、社交的でエリートなニートである「エニート」な兄・守であるニート兄妹と家族や友人、隣人たちとの日常です。
一番の魅力は平凡な日々でありながらも、幸せな日常が描かれていることでしょう。

独特な画風ではありますが、それが更に日常にほっこり感を加えている気がしま

ザックリとした解説

こんな人におすすめ

  • ストレスを逃したい
  • 日常系漫画が好き
  • 夏目漱石「それから」が好きな人

まさに、過度なストレスに苦しんでいる人におすすめです。
一見ニートの話と聞くと自堕落的で読者の悪循環に繋がりかねないと思われますが、ニート兄妹を取り巻く世界で人間の優しさに触れることで穏やかな気持ちになれます。

また、作中に引っ越しでニート兄妹の隣人となった会社勤めの倉木さんという登場人物がいます。
毎日24時就寝6時起床。場合によっては休日出勤をしています。
そんな倉木さんもニート兄妹たちとの関わりを持つ中で、他人と比べる幸せではなく自分の価値に基づく幸せを発見しました。

ひよこもストレス緩和目的で読んでいます。
また、日常系の良いところとして、どこから読み始めても楽しめるところが大きいです。

兄・守は夏目漱石の「それから」に登場する主人公・長井代助のような高等遊民に近しい感覚を持っているように感じます。
文学や哲学に造詣が深く、漫画の読者にも常識を疑えと訴えるように何かしら示唆している部分があります。

実は「働かないふたり」ですが、pixivコミックで多くの話を無料開放しています。
特に会員登録も必要とせずに作品を読むことが出来ます。

https://comic.pixiv.net/works/785

11月17日時点で15巻既刊です。

世間の評価

先述したとおり、ニート兄妹を中心とした日常系の漫画です。

どのキャラクターも憎めない人物となっています。

世間の感想はいかがでしょうか。

まさに、ひよこが推す理由のひとつが挙がっています。
自分の悩みや不安がちっぽけに感じられます。

 

人生の教訓になるような名言が散らばっています。
肩の荷を下ろすような言葉が多いです。

 

こちらの方も疲れたときに読まれているようです。
ひよこの感想と一致していて、心が温まる漫画と評しています。

おわりに

ちょっとした疲れを逃したい。
何かほっこりする漫画を読みたい。

そんな方にはぜひ一読することを勧めます。